◆語法について(65)〜(72)◆
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(65)「〜さんって誰だっけ?」はどう言えばいいのでしょう。
「『…誰ですか?』とは違いますか?」 |
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| Who is...?で(〜って誰?)となりますね。これでOKですが、「ほんとは知ってる、知ってたんだけど思い出せない」ということを前面に出すには、Who was...?のように過去形にします。それで、「それ誰だったっけ?」という感じになります。日本語と似てますね。 |
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(66)英語には「甘える」という言葉がないと聞いたのですが。
「ネイティブと恋愛の話に。『英語には“甘える”に相当する言葉なんかないよ』『恋愛でも仕事でも自分では全部できないからキャラクターの役割分担』『甘えないって尊敬があるから役割分担できる』と言っていました」 |
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ほんと、しっかりしてますね。私も含めて誰も彼もがそうなら、ずいぶん生きやすい気がします。でも、生きづらいと感じる人もいるでしょう。
英語にない表現として有名なのは、「甘える」と「懐かしい」の二つです。 この二つは、言えないとなかなか困るんですよね。言葉としてないってことは、彼らが実感する感覚ではないという仮説が立ちますが、そんなことあり得るのかと思ってしまいますね。
「甘える」は辞書でひくと、behave like a spoiled child、be coquettish、avail oneself (of)、depend on others' kindness、coaxなどなど、さまざまな訳が出ています。辞書によって結構バラバラ。しかし、どれもこれも「ダダをこねる、媚びる、つけこむ、せびる」といったイメージの言葉ばかり。すると、あっちで「甘える」と、そう受け止められてしまうということ?確かに、内容によってはそうでしょう。
「甘える」で表される内容にも色々あるので、彼らが決して甘えないということではないんだと思います。だって、子供だってお母さんに甘えるし。でも、あれは英語圏では「甘える」としてではなく、広く愛情表現として捉えられているということでしょうね。 |
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(67)雨が降りそうで、「傘いるのかな」と思ったのを英語にしたいです。
「I'm not able to make decision that I should just bring an umbrella.
営業に出るとき、こんな文ができたのです。 thatがおかしいようにも思います」 |
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ううむ。ううむ。傘一本に対して、たった数字の日本語に対して、非常にカタイ、カタイ。be able toじゃなく普通にcanで良いし、make a decisionもちょっと重い感じ。(冠詞aまたはtheを忘れないでくださいね)
話題からいって、わざわざ書き言葉にするようなものではないので、口語調で良いとすると、
I wonder if I should take an umbrella.
で良いかと。または、日本語でもそうだと思いますが、独り言のように「傘いる?いらないね」といった感じで、
Do I need an umbrella? No.
などと言う人も結構います。
やはり、おっしゃるとおり、thatが引っかかります。「〜するという決断」は、関係詞thatで長々と言わずとも、不定詞を使ってa decision to...で終わらせられるところです。 が、それでも問題が。can't make a decision to...では、「傘を持っていくべきかどうか?」というより「傘を持っていくという決断ができない」になってしまいます。
よって、原文を最大限にいかすとすれば、I just can't decide whether I should take an umbrella.となるでしょう。
あと、justが何を強調しているのかが、原文I should just bring an umbrella.では変です。今の位置では、「傘だけを持っていくべき」みたいな感じになってしまいます。オイオイ、これから営業に行くのに、傘だけ?他に何も持ってかなくていいのかい?と突っ込みたいところです。
さてさて。以前にtakeとbringの御質問(20)をいただきましたが、今回は「もっていく」のtakeです。ま、これも以前のお話しのように話題の中心がどこにあるかに寄るので、同じ文でもbringでいい場合もありますが、「傘を持って出るかどうか」というだけの話なら、takeが自然です。
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(68)「消費が拡大し続ける」ってどう言いますか?
「英語でニュースを聞いていたら、keep up spendingと言った気がしました」 |
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keep upは「今していることをこれからも続けていく」という意味。つまり、消費について使うなら、「今も消費している」ことが大前提です。ということで、これは皮肉なのかな?それとも日本じゃなくてアメリカの話かな?
ネイティブいわく、keep up spendingはsomething is missingな感じがするそうで、keep on spendingまたはkeep up your spendingならしっくりくるとか言ってました。
upは、容器の中のどんどん水位が“上がって”、やがてあふれて“尽きる”、といったイメージです。keep upも、「どんどん」というイメージですね。 |
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(69)小泉内閣、「言葉に実行がともなわない」を英語で言うと?
「unable to put words in actionみたいな言葉をニュースで聞きました」 |
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put words into actionが正解。
言葉を行動で示す、言った通りにやってみせるという意味ですね。
inとintoは、似ているけれど、もちろん違いがあります。inだとただ中へポンと入るだけですが、intoはぐーっと奥まで入る感じ。
また、intoは、「あまりにも奥まで入ったが為に丸ごと違うものに変わってしまう」という事態を引き起こします。
私と同じくらいの世代なら分かるかな。かつてWinkが「愛がとまらない」とかいう歌を歌ってましたが、あれの原曲はTURN IT INTO LOVEというタイトルです。「心ごと、止まらない♪」というところが原曲では"TURN IT INTO LOVE, TURN IT INTO LOVE"という歌詞でした。(そう考えると、英語って早口ですね)
ここでのitは、私とあなたの間の何かとか、あなたの気持ちとか、そんな一言では言えないあいまいな何かを指して、「恋に変えてほしい」という歌でした。
actionは、単数形で正解です。不可算名詞つまり単数で広く「行動」を表すのです。ある特定の小さな行為を指すときには、可算名詞になることもあります。
一方、wordsは複数形になっていますが、単語は行動という区切りのないものと違ってもともと数えられるものなので、単語が集まって(つまり、Sをつけて)、広く「言葉、発言」を指しています。 |
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(70)自然の移ろいに、「季節は正直なんだな」と思いましたが、英語では?
「A season is honest.とか浮かんだのですが、もっと格好いい言い方があると思います」 |
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ハイ。これは、ネイティブに相談しました。「正直ってどういうこと?」と逆に質問されました。「時がくれば必ずちゃんと暖かくなり、花が咲き、やがて夏が来て、また冬が来る」ということを指していると解釈し、このような訳ができました。
Mother Nature never lies.
Mother Nature is reliable.
You can count on (rely onやdepend onでも可) Mother Nature.
「正直」という擬人的な表現がいきるよう、seasonsではなく、英語でよく使われるMother Nature(母なる自然)という言葉を使っています。 |
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(71)Mother Natureって、よく聞く表現ですか?
「友達が私にBeatlesのWhite Abumをくれました。その中にたしか、Mother Nature Sunという歌があったのを思い出しました」 |
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| よく聞く表現ですよね、確かに。「ブリジットジョーンズの日記」のサントラに「IT'S RAINING, MEN」という曲があって、確かそこにも、God bless Mother Nature She is a single woman, too...という歌詞がありました。耳で覚えているだけなので正確ではありませんが、She talks to the angels to rearrange the sky so that each and every woman will have a perfect sky...とかナントカ続いていた気が。で、このようなタイトルがついているわけです。こちらも完全に擬人化ですね。こんな考え方も新鮮です。 |
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(72)Cum Laudeって何のことですか?
「俳優のTom Lee Jonesの経歴を翻訳しているのですが、その英文の中に
After graduating cum laude from Harvard in 1969
という表現が出てきましたが、意味が分かりません」 |
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Tommy Lee Jonesですか。私は"The Fugitive"(逃亡者)の彼、大好きです。"Men In Black"も、かっこよくて面白かったけど。
Dean's Listに載るのは一定基準以上の優秀な成績を修めた学生であると以前にお答えしましたが、その中でもレベルによって、上からSumma Cum Laude、Magna Cum Laude、Cum Laudeのように、ランクがあるのです。
このグループ分けは全国共通ながら、選定基準は学校によって違うようで、私の行っていた大学はGPA(評定平均値)による選別(Cum Laudeが3.2〜、Magnaが3.45〜、Summaは3.65〜?)だったと思いますが、ちょっとネットで調べてみたところ、学年上位2.5%、5%、10%という基準だったり、1%、2.5%、5%だったり、まちまちみたいです。
私の大学では、Honor Student(Dean's Listに載った学生)は、卒業証書授与の際に名前とともに読み上げられ、卒業式に被る帽子に付いているリボンの色も違っていました。黒く四角い帽子の一角から垂れ下がるリボン(リリアンみたいなの。死語ですか?)が、普通の学生は黒なのですが、Honor Studentは白と緑の混合。私は初めて卒業式に出たとき、色の違いを不思議に思って友達に質問、理由が分かると、All right. I'll get that ribbon, too.と言って、2年後、めでたく手に入れることができました。Cum Laudeですが…。今思うとなんか子供みたいですけど、「私もアレ欲しーい」と思ったのです。 |