◆語法について(57)〜(64)◆
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(57)「お前はもう死んでいる」を英語で言うと…?
「マンガの英訳本は、なかなかおもしろいです。『北斗の拳』のセリフは日常ではまず使わないでしょうけど。 You are already dead.とか」 |
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| 「お前はもう死んでいる」ですか。これ読んで、やっぱり言葉って微妙だなあと思いました。「お前は死んでいる」というのは、You are dead.つまり、死んだ「状態」なんですよね。「お前は死んだ」=You died.では、死ぬという「動作」をしたことになってしまって、意味が通らない。まだ生きて動いている人間に対して「オマエ気付かないうちに死んでるぞ」と言うには、やはりdeadがピタッとくるのですね。 |
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(58)Let'sは、We shouldに言い替えられる?
「Let's get some coffee. というのを、ネイティブの英語教師が同じような意味の言葉として We should get some coffee. と言ったような気がしますが」 |
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ハイ。使えます。「助動詞を使った…」で、mustを強い勧めに使うという解説をしましたが、あれと考え方は同じといっていいでしょう。
私の友達ネイティブも、仕事の合間にウァーッと伸びをして、「コーヒーがなきゃ」みたいな感じで、こう言ってよく近所のスターバックスに出かけ、みんなの分のコーヒーを買ってきてくれたりします。 |
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(59)Never underestimate the power of hard work. の主語は?
「Weなどが省かれているのでしょうか」 |
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| これは、一種の命令形。学校英語的に言えば、Don't underestimate...ということなんですが、Never...の方が口語的であり、「決してするな」という感じが強くなります。(主語は必要ないのですが、補うとすれば、youになるでしょうね) |
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(60)火星で起こる地震を、marsquakeと言うのは本当ですか?
「硬めのNature系の雑誌で読んだと思うので、学者さんが命名したのか、それともジョークでしょうか」 |
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はい、marsquakeという単語は確かに存在します。以前、ASTRONOMER.COMにも、こんな記事がありました。
イギリスの天文学者が火星に小さな地震探知機を付けて、地下に水脈があるか、生命体がいるのかなどを調べはじめた…という内容です。
British scientists started building tiny 'Marsquake' sensors that will be able to detect underground water supplies and could help in the search for life on the Red Planet. |
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(61)「洋服が自分に似合っている」って何て言いますか?
「It looked really me.
と日記に書きましたが、正しい表現でしょうか」 |
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はい。惜しーーーーい。近ーーーーーい。かなりイイ線いってます。
「私らしいと思う」ということなら、
I think it really looks like me.
I think it's really me.
でマルです。
「私に似合う」であれば、
I look good in that dress(shirtなど).
It looks good on me.
It becomes me.
あたりでしょうか。3つ目のは、正しいけど、ちょっとかたいかな?("Death Becomes Her"っていう映画、ありましたね。若返り&不死のportionを飲んで、体に穴が開こうが何だろうが死ねなくなった女性2人の話。メリル ストリープとゴールディー ホーンが出てました) |
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(62)「やり遂げる」はcarry out? follow through?
「辞書で例文を引くと、2例ありました。 口語的な表現はどちらなのでしょうか。
Are you going to carry out?
Are you going to follow through? 」 |
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まず、I'm going to...という表現ですが、「やるつもり」、「やることになってる」って感じです。willの方が「ちゃんとやります、やる気です!」という感じが強く出ます。
口語的かという御質問ですが、どちらも口語的。accomplishなどの方が書き言葉的でしょう。「やり遂げる」を辞書で引くと、確かに、carry out、carry through、follow through、pull offなどが出てきます。
もっとも一般的なのがcarry outでしょう。実行に移して、最後までやる、ということ。ネイティブいわく、carry throughとなると、 throughがついていることで「いろんなことをくぐり抜ける」感じがして、途中経過に重点が置かれるとか。
また、follow throughは、(計画などの)後に続く行動、最終仕上げ、遂行という意味があり、「長い時間を経るような」イメージがあるそうです。ネイティブが出してくれた例文が、I'll follow through my father's research.です。それくらい長い時間でもいいくらいなんですね。
pull offはちょっと変わっていて、「うまくやってのける」という感じ。良くないことや企みを遂行したときに使うものだそうで、お母さんが、Boy, you pulled it off.「あらー、やったわねえ」と息子のいたずらを見て言う感じらしいです。他に例を聞いたら、銀行強盗の新聞見出しとかにも使うかな、だとか。
ノン・ネイティブにはなかなか難しいですね。ネイティブのヘルプなしでは、とてもとても…。 |
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(63)「感謝します」はI appreciate...と言うの?目的語は必要?
「映画でよく耳にしますが、目的語は聞き取れないことが多いのです。
I appreciate it so much.
とかとなるのでしょうか」 |
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その通り。appreciateは、目的語が必要です。Thank you.よりフォーマルな「ありがとうございます」として、I appreciate it.がよく使われます。この場合はitのiの音がappreciateのtの音とくっついてしまうitのtは飲み込まれてしまうので、確かに聞き取りにくいでしょう。
このように、必ず目的語を伴う動詞を、他動詞といいます。一方、目的語をとらない動詞を自動詞といいます。
たとえば、他動詞のappreciate(感謝する)やlove(愛する)などは、何もないのに感謝したり、相手がいないのに愛したりということはなく、対象がないと成立しない行為です。しかし、自動詞walk(歩く)などは、自分が歩いたらそれで成立、対象を必要としません。
このような自動詞と他動詞の区別は、辞書に「自」「他」として出ています。同じ単語が自動詞であり他動詞である場合もあります。たとえば、eat(食べる)など。「〜を食べる」という意味では他動詞、「食事をする」という意味では自動詞です。
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(64)「がんばります」を英語にしたいです。
「I'll keep on trying.
I'll give it my best doing.
などを思いついたのですが、どうでしょう」 |
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「がんばります」は、日本人が大好きで、しかも英語になりにくいんですよね。シチュエーションや訳者によって、いろいろな訳語が考えられると思います。
tryも、自動詞と他動詞、両方ありますね。「〜しようと努力する、〜を試す」というときの他動詞と、「やってみる、努力する」というときの自動詞。
I'll keep trying.
I'll keep on trying.
の、2つの言い方が可能です。ネイティブに聞いてみたところ、ほとんど同じだけど…と前置きして、こう言っていました。keep tryingが「やり続ける」というニュートラルな感じであるのに対し、keep on tryingは、onに「どんどん、続けて」という意味があるため、「あきらめずに、なげださずに、くじけずに」などのニュアンスが出るとのこと。口語では、keep on tryingを使うことが多いそうです。
そして2つ目の文。give it my bestなんて、あいまいなitが出てきた時点でたいしたもんです。確かにdoingが余分ですね。
I'll give it my best.
で正解です。 これからも続けて努力する、という意味で、
I'll continue to do my best.
という言い方もできます。 |