◆語法について(49)〜(56)◆
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(49)A soccer ball will connect the world to one.は正しい?
「サッカーのワールドカップを見ていて浮かびました。冠詞は難しいです。『ひとつの』を強調しようとしてAにしましたが、Theなのかとも思います。いう表現は正しいですか?」 |
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ハイ、Aで正解です。「ひとつの」が大事、このセンテンスの肝ですからね。
残りの部分はその場のノリで通じるとは思いますが、直しておきましょう。connectは、基本的に道具や材料を使って実際につなげることや、電話やフライトの接続を意味します。たとえば、路線バスが幾つもの村や町を一つにつないでいるなどの場合は、connectが良いのです。
でも、「世界を一つに」は「一致団結」のことですよね。サッカーボールが国々を引っ付けているのとは意味が違うので、ここは以前に話題になったuniteが最適でしょう。uniteは、会社の合併、国々の団結などに使われ、a united familyといえば、仲の良い、絆のある家族という感じです。
あと、willが問題。「確実な未来」だからwillなの?それ、いつのこと?って感じがします。「どうしても〜しようとする」という習性とも違うし、こっちの方がいいかな。↓そういう「力」を秘めているという意味で。このあたりは、拙著「助動詞を使った英会話」を是非ご参照くださいませ。
A soccer ball can unite the whole world. |
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(50)What she likes about her boss is... whatが文頭に来るのはなぜ?
「What she likes about her boss is his leadership.
ですが、まず、これを二つにわけると、
a)She likes it about her boss.
b)It is his leadership.
になると思いますが、何故WHATが文頭に来るのでしょうか」 |
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「私が好きなもの」「僕がやりたいこと」などのように先行詞が漠然としているとき、具体的に言う必要がないときには、whatが使われます。whatはそれ自体に先行詞を含んでいて、先行詞がいらないのです。真正町さんもitを使っていますが、これはまさに、何と具体的に言えないからitを当てておけ、ということですよね。こういうときこそwhatの出番です。他の関係詞では表現できません。
日本語で考えてみましょう。「彼女が上司について好きなところ」は「彼女のリーダーシップです」。こういう「〜なところ」「〜なもの」がwhatの分野です。whatの後に主語述語を持ってくれば「〜が〜なもの」「〜が〜なところ」となるのです。
無理して2つの英文に分けようとすると、余計に混乱するかもしれません。しかしながら、せっかく書いてくださったのですから利用するとすると、これらの英文を一つにつなげた場合、こうなるわけです。
“She likes it about her boss” “is his leadership. ”
最初の“ ”の中身は、名詞の形になっていなくては、主語にはなれませんね。itが関係詞whatになって、she likes about her bossの前へ出ることで、めでたく名詞になり、主語になれるのです。 |
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(51)関係詞で文を繋ぐとき、一つの文に他の文が入り込むのが分かりません。(1)
「The first problem(that)we have to tackle is the environmental pollution.
という関係詞を使った文を二つに分けると次のようになります。
a)The first problem is the environmental pollution.
b)We have to tackle it.
どうしてThe first problem is...とならずに、weから始まるbが次にくるのでしょうか」 |
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思いつく2つの英文がいつでもそのままの順番でつなげられるとは限りません。何がどこに係るのかを考えましょう。この場合、もしもThe first problem is…で始めると、その後はどうなりますか?
言いたいことは、「我々がまず取り組まなければいけない問題は公害問題だ」です。「我々がまず取り組まなければいけない」は「問題」にくっつく飾りです。日本語は飾りが前に来ますが、英語は関係詞でつないで、The first problem (that) we have to tackleとなります。「公害問題だ」が述語として文末に来るわけです。 |
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(52)関係詞で文を繋ぐとき、一つの文に他の文が入り込むのが分かりません。(2)
「The girl you met at the party is an actress.
という関係詞を使った文を二つに分けるとこうなります。
a)The girl is an actress.
b)You met the girl at the party.
なぜ、The girlの後にyou metというbの文がくるのでしょうか」 |
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「あなたがパーティーで会った女の子は、女優です」。これは、「パーティーで会った女の子」が一つの塊であり、主語です。「女の子」に「パーティーで会った」という飾りがくっついているわけです。その“つなぎ”の役目を関係詞が担っています。目的格の関係詞は省略されるのが普通なので、この場合もThe girlの後にwhomが省略されています。
「女優です」が述語に当たりますから、文末にはis an actressが来ます。
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(53)All you have to do now is... Allの後にyou have toが続くのはなぜ?
「関係詞がよく分かりません」 |
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| 「君は一生懸命に働きさえすればいい」。これを英語風に書き直せば、「君がやらなくてはならないすべてのことは、働くことだ」です。これも、この前の質問の例と構造は同じですね。「君がやらなくてはならない」は「すべてのこと」にくっつく飾りです。で、述語は「働くことだ」なわけです。(Allの後に関係詞thatが省略されています) |
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(54)体言止めの長い文を英訳するにはどうしたらいいでしょうか?
「『ファミリーの一員である落ち目の役者に、映画の主役をやらせろというドン・コルレオーネのお願いを拒否した「馬好き」プロデューサー。』
この文を英訳するのに、The producer who refused 〜と始めようかと思ったのですが、どうにも文章がつながらなくなってこんがらがってしまいました」 |
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これだけでは「馬好き」が唐突すぎて分かりませんが、本来ならばこの前に彼が馬が好きであることの説明があるはず。馬好きだから拒否したのか、馬好きは全然関係ないのかによっても、違ってくるでしょうね。馬好きと因果関係がないなら、ここにあってはおかしい言葉です。「馬好き」は思い切ってここから省くのが、通じる英語のコツです。
原文の日本語は、文全体が「プロデューサー」にかかって、ひとつの大きな名詞になっています。「主語+述語」という文の形になっていませんから、おっしゃるようにThe producer whoと始めると、「述語は?」ということになってしまいます。
間に色々と語句が入りますが「プロデューサーは…拒否した」という骨組みにしないと、この関係詞節はおさまりがつきません。しかし、どっちにしろものすごく頭デッカチな文になってしまいます。
ですから、日本語をバラして整理することを、私はお勧めします。私が通訳の仕事をするときは、時間との勝負ということもあって、これくらいブツ切りにしてしまいます。
「ファミリーの一員には、落ち目の役者がいた。ドン・コルレオーネは彼に映画の主役をやらせたかった。(馬好きの)プロデューサーにそうするよう頼んだのだが、断られた」 ここまで砕けば、なんとか歯が立つのでは? または、これくらいシェイプアップしてはいかがでしょうか。
Don Corleone wanted an out-of-work actor in his family to play the leading role in the movie, but the producer turned down the proposal.
「ファミリー」は、ちゃんと書くならthe Corleone familyとなります。
映画はこの時点ですでに話題になっている、または何のことか明らかだと思われるので、leading roleとmovieの冠詞はtheにしておきます。actorがaになるかtheになるかは、文中で初出かどうかによります。初めて出てくるのであれば、ここはaです。producerにtheがついているのは、その映画のプロデューサーであることが文脈から明らかだからです。
「馬好き」はどこへ行ったか。horse loving producerやproducer who likes horsesなどの書き方は出来ますが、先程述べたように、ここに入れたところで文章として意味をなしません。別のところに説明を譲るべきです。
ところで…。 このfaded starは、本当はactorではなくsingerで、フランク・シナトラのことだろうと我が友人が言っていました。有名な話らしいですね。私は知らなかったです。 |
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(55)do it my wayって、前置詞が必要ですか?
「英文日記をつけています。『私の方法でやりたいな』という表現を
I'd like to do it my way.
と書いたのですが」 |
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前置詞は必要ではありません。こんな感じでどうぞ。
I'll do it my way.
I always do it my way.
You'll do it my way.
You have to do it my way.
はい、強気です。毎日呪文のように唱えると、何かが変わるかもしれません。
ところで、日記なのですから、I'd like to...なんて「よそ行き」の言葉使いでなくても、I want...または口語調にI wanna...などでも良いのでは?
とはいえ、毎日“Dear Diary(親愛なる日記さま)”で書き始めるような、日記とお話をしているような感じで書く人もいますし、個人の好みであるとも言えますね。 |
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(56) I don't think I could.か、I think I couldn'tか。
「ネイティブの会話の中で、I don't think I could. と言うのが聞こえました。『できないと思う』ということです。やっぱりI think I couldn't. ではなく、I don'tという否定を先に出すのがいいのですか」 |
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良いところに気が付きました!!!
I don't think...と否定を前に出すのが、一般的な形です。
「できないと思う」の「思う」に引っ張られるからI think...としたくなるのですね。
でも、日本語も英語も、「否定が先」という点で、同じでしょ。日本語の場合も英語の場合も、「違うよ」ってことを先に言ってしまうんですね。
また、このcouldは、過去の話をしているのではなく、「できない」と控えめに言うためのcouldですね。しかし、couldはcanの過去形であるため、I think I couldn't.と言うと、「出来なかったと思う」という変な文になります。 |