◆語法について(33)〜(40)◆
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(33)「ぎっくり腰」は英語で何と言いますか?
「ぎっくり腰になってしまいました!英語ではどう言いますか」 |
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| ぎっくり腰ですか!ドイツ語では、“魔女の一突き”と呼ぶんですよね。英語では、 strained backとかacute low back painなどと言います。やってすぐだったら、針治療がよく効くと知人が言っていました。とにかく動かさないことが良いのだと思いますから、くれぐれもお大事に。 |
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(34)managed to win three gamesというテニスの試合結果。なぜ「負け」なの?
「テニスが好きで、海外の試合もチェックしています。記事に、
"Jennifer Capriati managed to win only three games Wednesday in her second round match against Conchita Martinez at the Swisscom Challenge."
とあり、私はカプリアティが勝ったのかと思ったら、マルティネスが6-0 6-3で勝っていました。 "managed to win"を『(苦労したけれどもカプリアティは)なんとか勝利した』と理解したのです。しかし、これはどう解釈すればいいのでしょうか?」 |
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本当にお好きなんですねえ。楽しみがあっていいですね。
このフレーズは、確かになかなか手強いです。managed to winは、おっしゃるとおり「なんとか勝利した」で間違いない。謎を解く鍵は、これがtennisの試合だということにあります。
gameは広く「試合、競技、勝負」などと訳されますが、実はもう少し細かい意味を持つケースがあるのです。テニスの場合、gameが集まってsetに、setが集まってmatchになります。
ですから、このthree gamesは、6-3の3を指しています。onlyがついていますし、なんとか3ポイント取っただけ、つまり負けたということなのです。すっきりしましたか? |
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(35)conductorとattendantはどう違うのですか?
「conductorとattendantとはどう違うのでしょう?教えてください」 |
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conductorは、「案内者、指揮者」です。オーケストラの指揮者を表すことでも分かるように、先頭に立って導く感じがします。
attendantは、「付添人」です。ホテルなどの接客係、flight attendant(飛行機の客室乗務員)などが良い例でしょう。 |
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(36)tripとtravelの使い分けは?
「旅行にはtrip、travelなどありますが、その使い分けは?」 |
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tripは、比較的短い旅行を指します。business tripとかhoneymoon tripなどが良い例ですね。
travelは、遠い国または長期間にわたる旅行を指すのが普通。語源は「苦労、骨折り」という言葉で、わざわざ住み慣れた地を離れて遠くへ行くことが当時はとてもつらいことだったことが分かります。ちなみに、「陣痛」を意味するtravailという単語も、同じ語源。陣痛と一緒にされるとは、旅行のつらさが偲ばれます。
これまたちなみに、女性向け求人情報誌の「とらばーゆ」は、表紙の端っこにも書いてありますが、ちゃんと綴るとtravail。かといって「陣痛」ではなく、workやlabor(仕事や労働)を意味するフランス語なのです。これも語源は同じです。
やむにやまれぬ事情なんかないのに、景色を見たりおいしいものを食べたりする楽しみのためだけにヨソの国まで旅行するなんて、言葉が生まれた当時はとても考えられないことだったのでしょうね。 |
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(37)that、this、itの使い分けに苦労しています。
「this、that、itが日本語の『これ、あれ、それ』と対応しないことはなんとなく分かるんですが、イメージがどうも湧きません。特にthatとitで混乱してます」 |
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thatとit。これは、非ネイティブにとっては、ほんとに難しいです。そこに目がいくあたり、英語をよく聞いてるなという感じです。
特にこれといった近道はないので、意識して英文にあたるしかありません。学校英語のthis、thatはあくまでも位置を指すものがほとんどで、指示代名詞としてはitの独壇場といってもいいですよね。ただ、言えるのは、日本の学校英語でitを使う場面で、意外にもthatがたくさん使われること。thisとthatは、場所というより、感覚的な「近さ」を表します。
何かを食べて「おいしい」というとき、教科書英語はIt is delicious.でしょうが、「これおいしい」と今食べているものについて話すイキイキした感じが出ません。This is good.がぴったりです。(deliciousは「えもいわれぬ風味」のように、何か特別なものがある、とっても美味なものに対して使う言葉です)
また、昔話をしていて、笑いながら「おかしかったよねえ」と言うときは、That was hilarious.となります。itでも間違ってはいないのですが、実際の会話で聞かれるのはthatが圧倒的に多い。日本語で「あれはおかしかったね」というのと同じでしょう。
人が過去に言ったことやしたことを指すときには、thatが一般的です。Did he say that?(彼がそう言ったの?)、She didn't do that, did she?(彼女がやったんじゃないよね?)、That's not what I meant.(あれはそんなつもりじゃなかった)など。
itだと、何がいけないかというと、一般的な、抽象的な感じがして、ぼやけてしまうこと。たとえば、商品に貼るラベルにIt is good!などと書いても、「それはgoodって、どれが?」という感じがします。This is good!なら、いかにもこの商品がgoodだという感じがします。
ただし、時間や天気その他ハッキリと言えないものを指す「あいまいなit」(What time is it now?やIt looks like raining.など)は、itを使うのが決まった形ですので、thisやthatに置き換えたりはしません。ご注意ください。 |
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(38) Are you familiar with...?って、Do you know...?より丁寧なの?
「なぜknowよりfamiliarが丁寧なんでしょうか」 |
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familiarは「〜に慣れ親しんでいる」というのが基本の意味で、be familiar withは「〜と親しくしている」「〜を知っている」という意味に解釈されます。否定文はdon'tではなくaren'tを使ってくださいね。
Are you familiar with ...?がDo you know ...?よりお行儀良く聞こえるのは、「〜知ってますか?」というのはいきなり相手の知識を試すような質問はぶしつけだと考えられるからです。Can you...?よりDo you...?の方が好まれるのと同じ理由です。 |
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(39)なぜpantsが複数形なのに、braは単数でいいんですか?
「braは単数でpantsは複数、なんて私には到底理解不能です」 |
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| その気持ちはよく分かります。謎解きをしますと、braは正しくはbrassiere(つまりブラジャー)で、この変わった綴りからお分かりかもしれませんが、元がフランス語なのです。ちなみに、フランス語からの借り物としては、他にlingerie(ランジェリー)やgourmet(グルメ)があります。英語圏民が仏語圏に抱くイメージが分かるというものです。 |
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(40)fruitは、日本語だとなぜ複数形になってしまうのか。
「日本語ではgrapefruitを複数形でいいますよね。英語は難しいもんです」 |
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fruitsよりfruitを聞くことが多いはずなのに、日本語だとフルーツになってしまうのは、日本語と英語の発音の違いによるところが大きいでしょう。日本語は子音だけの発音がなく、必ず子音プラス母音になっていますから、英語の子音がどうしても聞き取りにくいのです。だから、tもtuとしたくなる。トゥは言いづらいし不自然だからツとしたのではないでしょうか。
fruitは、「果物」という総称としては、不可算名詞(数えられない)です。一つ一つの種類を言うときには可算名詞(数えられる)になります。
grapefruitは、ぶどうの房のように実がポコポコとかたまって実りますから、そこからそんな名前が生まれたと思います。grapefruitは種類の名前ですから、appleなどと同じように、可算名詞であり、aをつけたり、複数形にしたりできます。 |