|
 |
EMOTIONS 第216回 『困った!の表現3 金に困る』 |
全国的には分かりませんが、東京は週末から更新日の今日(火曜日)までずっと晴れ。これで本当に梅雨なのかという感じです。梅雨には梅雨らしくちゃんと雨が降らないと、困ってしまう人達がいるんじゃないでしょうか。
そう、今週のテーマも「困った!」です。
「困っている」、「困った奴」などの表現をご紹介してきましたが、まだありますね、「困る」の表現。この御時世、よくある話ですが、「金に困る」というやつ。
He is pinched for money.
He is pushed for money.
He is hard-pressed for money.
彼は金に(とても)困っている。
pinchはもともと「つまむ、はさむ」ですが、「ピンチに陥れる」という意味でも使います。pushもpressも、「押す」。
be pinched (pushed/pressed) forは、「(時間的または経済的に)苦しい立場に立つ、切迫している」という意味。forの後ろには、money、cash、funds、timeなどが入ります。
hard-pressedは、強く押されている、つまりとても困っているということ。
困っていると、こんなことにもなります。が、困ったときこそ、慎重に慎重に。
A drowning man will catch at a straw.
溺れる者は藁(わら)をもつかむ。
なぜcatch a strawではなく、catch at...なのか。この英語の意味するところ、ニュアンスが、「実際につかむ」ではなく、「つかもうとする」だからです。藁のようなものにですら、すがろうとして手を伸ばす。atには、「めがけて、狙って」という意味があるのです。実際につかめるかどうかは、意味に含まれません。
さて、こんな諺もあります。
A friend in need is a friend indeed.
困ったときの友が本当の友。(まさかの友が真の友)
調子の良いときだけでなく、困ったときにも変わらずに友達でいてくれる人が本当の友達だという意味です。
indeedは「本当に、まったく、確かに」という副詞。in needとindeedが韻を踏んでいます。
needは「必要」ですが、「困っている時、困った状況」や「貧乏、貧窮」を指すことも。in needは「困窮している」と「貧乏している」の両方の意味があります。
He was in great need.
彼はとても貧乏していた。
最後に、indeedを使った諺をもうひとつ。A fool at forty is a fool indeed.(四十の馬鹿は本当の馬鹿) ううう。本来「四十にして惑わず」のはずですもんね。でも、私、四十歳になってもたいして今と変わってないと思います。確信に近いものがあります。皆様、いかがお考えですか?
来週も、さらに多くの感情表現のフレーズを学びましょう。お楽しみに。
◆ I'm in need of your help. I'm pressed for money.
◆ A drowning man is catching at a straw?
◆ A friend in need is a friend indeed. You know?
◆ They also say a friend is easier lost than found.
◆ 君の助けが必要だ。金がない。
◆ 溺れる者が藁をもつかもうって?
◆ 困ったときの友が本当の友、だろ?
◆ 友は得難く失い易しとも言うぞ。
|
|