INVITATION
第156回 『お座りください siとshiの発音が肝
肌寒いと思ったら、汗ばむような陽気になったり、この季節特有の気温変化にやられないよう、皆さん体には気を付けましょう。
今週は、ゲストを部屋に招き入れるときのフレーズをご紹介します。

ゲストを部屋に招き入れたら、最初にすることは?まずはどこかに座ってもらいましょうか。

Have a seat, please.
Please take a seat.
どうぞお座りください。

動詞は、havetakeのどちらを使っても構いません。

アメリカに留学したばかりの頃、同じ大学に通っていた日本人留学生の男の子が、このフレーズで皆の笑いを誘ったことがあります。
子音を発音し分けるのは、なかなか難しいものです。sheseaの違いなんて、早口言葉にもなっているくらい。She found sea shells on the sea shore.でしたっけ?日本語の「シ」の音はほとんどshiに近く、sishiの発音は同じ「シ」になってしまうのですが、英語では区別しないと大変なことに成り得ます。
その男の子は、アメリカ生活も2年目に入っていて、気後れせずによく喋る子でしたが、発音はやや苦手。皆で彼のアパートに集まったとき、そこへ表れたアメリカ人学生に、Take a seat, please.と言ったのですが…。
声をかけられた男子学生は、一瞬びっくりした顔をし、フフフ、ハハハッと笑い出しました。
実は、子音の発音が甘かったせいで、Take a seat.Take a shit.に聞こえたらしいのです。shitは、皆さんご存知の「糞」。take a shitは、「糞をする」という意味です
初めてのお宅にお邪魔して、いきなり「どうぞ糞してください」と言われたら?誰だってギョッとします。
アメリカ人の彼は、"Take a seat", right?(テイク ア シート、だろ?)と聞き返したのですが、日本人の彼は、Yeah, take a shit. Take a shit.と繰り返し、事態に気付いた皆はクスクスと笑いだし、ついに本人も違いを指摘され、皆でアハハハと笑いました。
皆さんも、子音一つで意味が変わる単語には、じゅうぶん注意しましょう。どうしても発音に自信がなければ、take a seatではなく、have a seatと言った方が無難でしょう。

We're still waiting for Mr. Owen.
All right.
Please take a seat.
Thank you.

オーエンさんがまだなんですよ。
そうですか。
お座りください。
ありがとう。