INVITATION
第153回 『コートを預かる 靴を脱いでもらう
東京都内は桜が咲いて、町中が明るくなっています。雨や強風にハラハラする一週間。どうか花々がその命を全うできますように。
今週も、招待にまつわる英語について。玄関先での会話についてお話しします。

挨拶や自己紹介がすんだら、家の中へゲストを通します。まずは、takeを使って、こんなフレーズを。takeには、「手に取る、受け入れる、他の場所に移す」といった意味があります。

May I take your coat?
コートをお預かりしましょうか?

コートの他に、jacketumbrellahatbagなどでも使えます。ちなみに、アメリカではマフラーのことをscarfと呼びます。mufflerという単語もちゃんと辞書には載っていますが、私がアメリカにいた間、車などのパーツ以外にmufflerという単語を聞いたのは一度もなし。皆、scarfと呼んでいました。
さて、日本家屋のときには、こんなフレーズを。

Please take off your shoes here.
ここで靴を脱いでください。

You can leave your shoes there.
靴はそこへ置いておいていいですよ。

takeに「離れる」という意味のoffをつけたtake offは、「(帽子、靴、服など)を脱ぐ」という熟語。
leaveは、「去る」の他に、「そのままにする、ある状態で残しておく、放置する」という意味もあります。立ち去って後に残す、立ち去ってそのままにする、というイメージで覚えましょう。このフレーズも、shoes以外にumbrellabagなど、いろいろなものに使えます。

私がアメリカへ行って驚いたのは、靴をはいたままソファーの上に立ったり、脱いだ靴をテーブルの上に置いたりする人が珍しくないこと。屋内でも靴をはいているというのは知っていましたが、そこまで上下の区別がないとは、小さなカルチャーショックでした。
一方、家の中では靴を脱ぐという日本文化をTVや映画で知ってはいても、実際には玄関先で戸惑ってしまう外国人は多いもの。でも、慣れてしまうと、その方が心地良いと感じる人も、また多い。仕事で日本へ派遣されて数年を過ごした後、本国で新たに住まいを得るときには土足禁止にしたという外国人を、私は何人か知っています。

来週も、招待にまつわる英語のお話をします。お楽しみに。


Please come in. May I take your coat?
Thank you.
And, please take off your shoes here.
OK.

お入りください。コートをお預かりしましょうか?
ありがとう。
そして、靴はここで脱いでください。
分かりました。