TELEPHONE
第127回『put onの使い道「〜とかわりますか?」
私がこの原稿を用意している今日は、台風が接近していて、東京もどんどん雨が強くなっています。念のために今朝、ベランダの鉢を部屋の中に入れてきましたが、これからどうなるのでしょうか。皆さんのところはどうですか。
今週の「電話応対の英会話」は、話の終わりに誰かと電話をかわるフレーズをご紹介します。

先週は、電話をまわしてもらうフレーズを学びましたが、今回は逆。相手に「かわりましょうか?」と聞くフレーズです。
まずは、簡単なのからいってみましょう。

Would you like to speak to someone else?
誰か他の方とお話しされますか?

くだけた言い方だと、Do you wanna talk to someone else?(他の人とかわる?)という感じになります。
elseは、any-no-some-、などの名詞の後に続いて、「その他に」という意味になります。elseがないと、「誰かと話をしたいですか?」という意味になり、今すでに自分と話をしている現実とは合わなくなってしまいます。
疑問文なのに、any-ではなくsome-が使われているのは、相手の意向をたずねる疑問文の特徴。疑問文の形をしていても、「いる、ある」という相手の立場を前提にした発言、相手を気遣った発言だからです。

「〜とかわりましょうか?」と名前を出して聞く場合は、こうです。

Shall I put you through to Cindy?
シンディにつなぎましょうか?

Shall I put Michael on?
マイケルとかわりましょうか?

put through toは第125回に出てきましたね。
新しくお目見えしたのは、put onです。put onは、Put your shoes on.(靴をはきなさい)のように、「(服を)着る、身につける」の使い方がおなじみでしょうか。put onは、putの基本「置く」に、広く「接触」を意味するonがくっついたもの。それをさまざまな意味に解釈することで、「着る」だけでなく、「(電話口に)出す、(電話を)つなぐ」、「(電気を)つける」などの意味にもなるのです。

ところで、ネイティブは、「布団」という日本語を覚えるとき、よく“put on 布団”(put on、プトン、フトン)などとゴロ合わせで覚えます。そうすると、とても覚えやすいみたいなのです。
ちなみに、このput onは、いわゆる“肉布団”にも使えます。

I've put on weight after quitting smoking.
私、煙草をやめて太っちゃったの。

オチがついたところで、今日は早めに帰るとしましょう。
来週も、電話応対の英会話についてお話しします。お楽しみに。


OK. I'll do that first thing in the morning.
Please do so.
All right. Shall I put Peter on?
Yes, please.

ああ、明日の朝一番にやるよ。
そうしてくれるよう頼むわ。
分かった。ピーターに替わろうか?
お願い。