TELEPHONE
第106回『相手の名前が聞き取れなかったら?
皆さん、ゴールデンウィークをどう過ごされましたか?知り合いの英会話学校関係者の話によると、入学者がぐんと増えるのが、5月と9月だとか。新しい環境に入って、または大型連休に海外旅行へ行って、「ああ、英語がもっとできれば」と思う人が多いからだそうです。皆さんはどうですか?ヤル気になってますか?
「電話」の英会話、今週は、相手の名前が聞き取れなかったときのフレーズを御紹介します。


原作本とともにJodie Foster主演の映画が大ヒットしたThe Silence Of The Lambs(羊たちの沈黙)には、主人公Clarice Starlingが初めてFBI訓練生としてFBIIDを発行してもらい、連続殺人犯Hannibal Lecterが収監されている施設を訪ねるシーンがあります。Lecterとの面会の直前、施設責任者であるドクターとの間に、こんな会話があります。

It is MISS Sterling, isn't it?
 ミス・ステーリング、でいいんだね?
It is STARLING, Doctor, with an a. Thank you for your time.
 スターリング、aです、ドクター。お時間をいただき恐縮です。

ドクターは、まだ訓練生でしかない彼女を単なる「女の子」としか見ておらず、わざわざMissを強調します。が、Clariceはそれを無視して、彼の発音の間違いを訂正するのです。彼女の置かれた境遇や、彼女のプライドとキャラクターが一瞬で分かる、とてもよくできたシーンです。

さて、ネイティブですらSterlingStarlingを間違えるくらいですから、私達が名前を扱うときは、とても注意深くなる必要があります。間違えると失礼にあたりますから、相手の名前を聞いたときは、あいまいなまま取り次いだりせず、一度で分からなければきちんと聞き直しましょう。

Your name again, please?
もう一度お名前をお願いします。

これなら簡単ですね?次は上級編。

Sorry, I couldn't catch your name.
すみません、お名前が聞き取れませんでした。

これは、catchを使っているところがポイント。何かを手でつかむときだけでなく、耳でキャッチする、聞き取るというときにもcatchは使えるのです。こう言えば、「もう一度言ってください」と頼まなくても、ちゃんと言い直してもらえるはずです。
しかし、難しい名前は、何度言い直されても分からないこともあります。そんなときは、これ。

Could you spell your name, please?
お名前のスペルを言っていただけますか?

Could you give me the spelling?
スペルをお願いします。

「つづり」は日本語でも「スペル」と言われていますが、英語のspellは実は「つづる」という動詞です。「つづり」という名詞はspellingですから、注意しましょう。

来週も、電話の英会話です。お楽しみに。

May I ask who's calling?
Yes. This is Randal.
Could you give me the spelling?
It's R, A, N, D, A, L. Randal..
Thank you.

どちら様ですか?
はい、ランダルです。
スペルをいただけますか?
R、A、N、D、A、L、ランダルです。
ありがとうございます。