TELEPNONE
第105回『名乗るフレーズ speakとtalkの違い
ゴールデンウィーク真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしですか?遊ぶ予定がある人も、ただのんびりする人も、思い切りリフレッシュできると良いですね。

今週は「電話で名乗る」フレーズをご紹介します。名乗るフレーズといえば、My name is Eri Takigawa.またはI'm Eri Takigawa.ですね。しかし、電話には、電話特有の名乗り方があります。

This is Eri Takigawa (speaking).
Eri Takigawa speaking.
多岐川恵理です。

電話では、相手に届くのは声だけ。「当方は…」という感じで、This is...という表現が使われます。一つ目の例は、speakingがあってもなくても構いません。
speakingを使うと、「いま話しているのは…」という感じになります。二つ目の例のように、This isが省略されることも多いです。
「〜さんいますか?」と言われて「私です」というときにもThis is...speakは使われます。

This is she(he).
それは私です。(当方があなたの話したがっている彼女(彼)です)

Speaking.
私です。

speakは、「声に出して考えなどを言う」ことを広く表す一般的な言葉。She speaks English and Japanese.(彼女は英語と日本語が話せる)やThe President will speak on television tonight.(大統領が今夜テレビで演説をする)のように使います。
talkもよく似た意味を持っていて、同じように使われる部分もありますが、やはりニュアンスに違いがあります。大統領の演説にspeakを使うことはあっても、talkは使いません。
talkは、「おしゃべり」といったニュアンス。しかも、話す内容よりも「口から声が出る」ことそのものに重点があり、たとえきちんとした言葉になっていなくてもいいのです。「ウチのポチはしゃべるのよ」なんていう場合、犬が「お腹がすきました」「お散歩に行きませんか?」などと言うわけではなく、あくまでも「ワンワンワン」で伝えてくるわけなので、My dog can talk.ということはできても、My dog can speak.とはいえないのです。
baby talk(赤ちゃん言葉)、He talks too much.(彼はしゃべりすぎる)、She is talkative.(彼女はよくしゃべる)のような例からも、speakとの違いが感じられるでしょう。

来週も「電話の英会話」をお送りします。お楽しみに。


Hello.This is Richard Smith.
Hello, Mr. Smith.
May I speak with Mr. Petro?
This is he.

もしもし、リチャード スミスですが。
こんにちは、スミスさん。
ピートロ氏をお願いします。
私です。