TELEPNONE
第103回『「名前は?」と「どちら様ですか?」
東京は、春が来たかと思ったらもう初夏のような陽気の日があり、半袖の洋服を出さなくてはと焦るほどですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今週も、「電話」をテーマにお送りします。今回のテーマは、「相手の名前を聞く」です。

相手の名前を聞くとき、とっさに英作文すると、頭に浮かぶのはWhat's your name?なんて英文ではありませんか?これは文字通り「あなたの名前は何ですか?」ですが、ニュアンスとしては「あなた、名前は?」に近い感じです。
このフレーズは、立場が上の人が下の人に名前を聞くときや、または事務的な処理のために次から次へ名前を聞くようなとき(たとえば、何かの登録のために列になって並ぶときなど)でないと、あまり使いません。
What's your name?と聞くくらいなら、シンプルにYour name, please.と言った方が、よほど感じが良いといえます。

一般的によく使われるのは、この表現。

Who's calling, please?
どちら様ですか?

「電話をしているのはどなたですか?」ということですね。カジュアルすぎず、かといってそれ程かたい感じもせず、程良く丁寧な表現です。

あらたまった話し方をする人達が使うのが、こちら。「いかにも受付嬢っぽい」と言う人もいますが、それはそれで重宝します。

May I have your name, please?
お名前をいただけますか?

またまた丁寧に許可を願うMay I...?の出番です。「教えてください=tell me」という発想ではなく、I have your name(私があなたの名前をいただく)という表現になっているのがミソです。
haveは、I'll have a cheese burger.(チーズバーガーをいただきます)のように、eatdrinkの婉曲な表現としてもよく使われますが、日本語の「いただく」もまったく同じなのがおもしろいですね。
このフレーズは、haveのかわりにaskが使われることもあります。

May I ask your name?
お名前をうかがってよろしいですか?

来週は、「名前の聞き方・上級編」をお送りします。お楽しみに。


Hello.
Hello. I'd like to speak with Mr. Meyer, please.
Who's calling, please?
My name is David Kirk.

もしもし。
もしもし。メイヤー氏と話したいのですが。
どちら様ですか。
デイビッド カークです。