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ASKING DIRECTIONS 第98回『行き方を答える「乗せていってあげます」』 |
お元気ですか?東京都内はここ一週間でめっきり春らしくなってきて、私はウールのコートを薄手の白いスプリング・コートに変えました。皆さんはどうですか?
今年に入ってからずっとASKING DIRECTIONS「道を聞く」をテーマにお送りしていますが、先週の「行き方をたずねる」に対し、今週は「行き方を答える」フレーズをお送りします。
まずは、相手を目的地まで連れて行ってあげる場合。
I'll take you there.
連れていってあげますよ。
Please follow me.
ついてきてください。
これは簡単でしたね。ここであえて注目するとすれば、I'llでしょうか。「これから連れていってあげる」のですから、現在形ではなくwillが使われています。
でも、未来の行動を表す表現は他にもありますよね。たとえば、学校でよく書き換え問題をやらされたgoing toを使って、I'm going to take you there.ではいけないのでしょうか?
答えは、「going toは使えない」。なぜなら、I'm going to ...は「今すぐにやる」という感じがしないからなんです。日本語にすれば「連れていってあげるつもり、連れていく予定です」と言うようなもので、聞いた方は「何それ、いつ?」と思います。
一方、willは「確実な未来、本人の意思」を表しますので、「いま連れていきますからね」というニュアンスが出ます。
かつて留学生仲間でドライブしたとき、途中で道に迷ってしまい、助手席にいた留学生が目の前の男性に目に留めてI'm going to ask that man.と言ったことがありました。状況からいって理解されないということはありませんが、ネイティブ同士であれば「ノンキなこと言ってないで今すぐ行け!」とドライバーに放り出されたことでしょう。I'm going to ask that man.は、「あの人に今度会ったら聞いてみるよ」みたいなシチュエーションなら間違いではないのですが、この場合には合いません。
自分の車に乗せていってあげる場合は、同じくI'llを使ってこう言います。
I'll drive you there.
= I'll give you a ride.
乗せていってあげましょう。
give 人 a rideという表現は、とてもよく使われます。人に頼むときは、こうなります。
Can you give me a ride?
乗せていってもらえる?
行き方を聞かれて、バスやタクシーをすすめる場合は、canやshouldを使ってこう言うことができます。
You can(should) go by bus.
バスで行けます(行くべきです)。
You can(should) take a taxi.
タクシーで行けます(行くべきです)。
またまた助動詞ですが、should(〜すべき)とよく似たhave to(〜しなくてはならない)という表現、学校で習いましたね。
でも、これも普通はYou have to go by bus.やYou have to take a taxi.とは言いません。たとえば電車が事故で止まっているとか、他にまったく方法がないシチュエーションなら成立しますが、時間がかかるとはいえ他にも方法があるのに「バスで行かなくては駄目です」とまで強制するのはヘンですよね。そうしないと何か大変なことが起こるかのような感じにも聞こえて怖いです。
この続きはまた来週。お楽しみに。
◆
How can I get to Coply Square?
◆ You can go by subway.
◆
All right. Thanks.
◆ You know what? I'm going in the same direction. I'll give you a ride.
◆
Oh, thank you so much.
◆
コープリースクエアにはどう行けばいいんですか?
◆ 地下鉄で行けますよ。
◆
分かりました。どうも。
◆ 実は、私も同じ方角に行くんですよ。乗せていってあげましょう。
◆
わあ、どうもありがとう。
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