|
 |
ASKING DIRECTIONS 第97回『get toの使い方「タクシーで行くべき?」』 |
3月に入りました。卒業シーズンです。クラスメート達と一緒にいられる日々を数えながら過ごしている人達がいるんですね。社会人になると、そんな感覚も懐かしいです。
いよいよ、「道案内」も大詰めです。今回と次回は、道順ではなく行き方を説明するフレーズをご紹介します。
今週は、質問の仕方から。まずは小手調べ。これは以前にも出てきていますね。
How can I(you) get to the Polar Museum?
ポーラー・ミュージアムへはどう行くんですか?
このとき、Iを使うのが理屈としては合っていますが、口語ではyouもよく使われます。youは相手個人ではなく、一般的な人という意味で使われています。
get toは「〜にたどり着く、到着する」という意味の口語。留学したての頃、私はget toという表現は知りませんでしたが、get(得る)にto(方向を示す)が着いて、その後に場所が来れば、「そういうことか」と理解できました。米口語にはgetが本当によく使われるのに気付き始めていたので、「ああ、またgetだあ」と思いました。
get toを辞書でひくと「arrive atと同義語」とありますが、この言い方に関しては、"How can I arrive at...?"というフレーズは聞いたことがありません。get toは、元のgetに「得る」という基本の意味があるだけに、「たどり着く」といったニュアンスも持つ(行く過程も意識に含む)のに比べ、arrive atは「到着そのもの、到着の瞬間」に重点を置いた感じだからでしょう。
もしも、具体的な場所ではなく、「そこへは…?」と聞く場合は、こうなります。
How can I(you) get there?
そこへはどうやって行くんですか?
ちょっとだけ文法的な話をしますと、the Polar Museumは名詞です。しかし、thereは「そこへ」という副詞で、to(〜へ)の意味を含んでいます。よって、最初の分ではget to the Polar Museumだったのが、次の例ではget thereという、toのない形になっています。
行き方を具体的に質問するなら、同じくcan Iを使って、こんな感じで。
Can I walk there?
そこへは歩いて行けますか?
Can I go there by bus(subway)?
そこへはバス(地下鉄)で行けますか?
これは楽勝でしたね。他には、こんな質問の仕方もあります。
Should I take a taxi?
タクシーで行くべきでしょうか?
Which is faster, subway or taxi?
地下鉄とタクシーとどちらが早いですか?
これらは、聞かれてもハッキリとは答えにくい場合があるでしょう。そんなときには、「あなたは〜だと思いますか?」とすれば、ぐっと答えやすい質問になります。Do you think I should...?やwhich do you think...?という形になります。
では、来週もお楽しみに。
◆
Excuse me. Do you know where the Polar Museum is?
◆ sure. Is that where you're going?
◆ Yeah. Can I walk there? Do you think I should take a taxi?
◆ Well, I think you should take a taxi.
◆ すみませんが、ポーラー・ミュージアムはどこか知っていますか?
◆ 知ってますよ。これから行くんですか?
◆ ええ。歩いて行けるでしょうか?タクシーに乗るべきだと思いますか?
◆ うーん。タクシーに乗るべきだと思いますね。
|
|