ASKING DIRECTIONS
第91回『Take a right. 何を取るって?!』
お元気ですか?お正月も成人の日も終わったし、しばらくは連休がありませんが、春に向かって明るくがんばりたいものです。
今週は「道案内」の3回目。「道を教える」表現をご紹介します。

英語での道案内は、電話応対の次ぐらいに緊張するものではありませんか?なかなかとっさには言葉が出てこない。でも、電話応対と同じく、道案内も決まった表現だけで会話が成り立つので、覚えてしまえばたいしたことはありません。電話と違って、にっちもさっちもいかなくなったら地図を描けばすみます。気楽にいきましょう。

まず、「まっすぐ行って」はGo straight.ですね。これにちょっと色を付けるならこんな感じ。

Go straight along this street.
この道をまっすぐ行きなさい。

さらにレベルアップして「〜のところまで」と言うには、こうです。

Go straight along this street until you come to a liquor shop.
酒屋に着くまでこの道をまっすぐ行きなさい。

これで「まっすぐ」は大丈夫ですね。今度は「曲がって」です。私がアメリカに行くまで知らなかった表現に、

Take a right(left).
右(左)に曲がって。

というのがあります。「右に曲がる」で最初に思い浮かぶのは、こういうのではありませんか?

Turn right at the next corner.
次の角を右に曲がって。

Take a right.は、Take a right turn.の省略なのです。
私は、かつてアメリカで運転免許を取ろうとしたとき、初めての教習(生まれて初めての運転)でいきなり路上を走らされてパニックに陥りました。どっちがブレーキでアクセルなのかも知らない私なのに、信号待ちの最中にいきなり先生が教習車を降りて助手席のドアを叩き、運転交代させられてしまったのです。
先生は一瞬にしてめちゃくちゃに後悔したと思いますが、私には車を前に進めるのが精一杯で、信号なんか見てる余裕はありません。周りがどれだけクラクションを鳴らそうが、It's not my fault! Blame the instructor!!(私は悪くないの!先生を責めなさいよ!!)ってなもんです。
当然と言いますか、先生にTake a right.と言われても、Take what?!(何を取るって?!)と噛みつくように言い返すありさま。命を何度も危険にさらした教習の終わりには、先生も私も声がかすれていました。(詳しい顛末は拙著「ちょっとした言葉の違いで変わる英会話」でご確認いただけます)

というわけで、今日ご紹介した数々のフレーズを総動員すると、こんなことが言えます。

Go straight along this street until you come to an intersection, then take a right turn.
交差点にぶつかるまでまっすぐ行って、右に曲がって。

来週も道案内のフレーズをご紹介します。お楽しみに。

Can you tell me the way to the post office?
Sure. Turn right at the next corner and go straight along the street until you come to the second light.
OK.
Then take a left.
All right. Thank you.

郵便局への道を教えてもらえますか?
いいですよ。次の角で右に曲がって、二つ目の信号までまっすぐ行きます。
ええ。
で、左に曲がってください。
分かりました。どうもありがとう。