AIRPORT
第70回『スチュワーデスとPC』
お元気ですか?先週は台風が来てちょっと大変でしたね。東京はやや拍子抜けで終わりましたが、被害を受けた方々にお見舞い申し上げます。
今月は空港での英会話を特集しています。

私が通っていた某短大はスチュワーデス志願の子がやたらに多く、実際に採用される子もかなりいました。英語では一定の評価を得ている学校だったということもあるのでしょうが、ハタで見ていた私の率直な感想は、「採用基準はコネと容姿」。しかも、ANA顔、JAL顔、など、会社によって採用するタイプが違うと言われていました。(マニアの方々、そのへんどうなんでしょうか?)
私の友達は生まれつき手にアザがあり、スチュワーデスの採用試験を受けるためにアザを取る手術をするなんて話もありました。(傷跡やアザがあると採用されないと言われています) アザのない手を選ぶのも「顧客サービス」ってやつだとすると、まったくいやらしいサービスです。ふん!
多くの方がご存知のように、欧米じゃスチュワーデスはどちらかというと体力仕事に分類され、決して“若くてキレイな姉ちゃん”が独占する仕事ではありません。お客さんの荷物を上げ下ろししたり、重いカートを運んだり、長時間立ちっぱなしという仕事の性質上、そっちの方が自然だと思います。(アザを理由に採用しないなんて、裁判沙汰になるでしょう) 高嶺の花として特にステイタス視されるなんてのも聞いたことありません。

しかしながら、キレイなお姉さんであろうとなかろうと、英語で説明できない込み入ったことがあるので日本人スチュワーデスと話をしたいという場合もあるでしょう。そんなときは、こう言いましょう。
I would like toのかわりにCan IMay Iを使っても、もちろんかまいません。

Is there a Japanese flight attendant on board?
日本人の乗務員はいますか?

I would like to speak with a Japanese flight attendant.
日本人の乗務員と話したいのですが。

スチュワーデスという単語はstewardessと綴りますが、語尾のessは、actress=女優、waitress=ウェイトレス、princess=王女などに見られるように、女性詞を形成する接尾辞です。
近年はPC(policical correctness=政治的適切さ)が重要視され、manを含む語、男女の区別をする語の使用が減ってきています。chairman(議長)をchairpersonに、salesman(販売員)をsalespersonに言い換えるのも、その一例。ですから、stewardstewardessも男女の区別のないflight attendantという呼ばれ方をすることが多くなってきています。

来週も、機内での会話についてお話しします。お楽しみに。

Excuse me.Is there a Japanese flight attendant on board?
Sure is.Would you like to talk to her?
Yes, please.
Certainly.She'll be right with you.
Thank you.

すみません。日本人の乗務員はいますか?
はい、もちろんです。お話になりますか?
はい、お願いします。
かしこまりました。彼女はすぐにまいります。
ありがとう。