HOTEL
第60回『客室でのトラブル あっ、〜が壊れている!』
先週「東京もようやく梅雨らしく…」なんて御挨拶をしましたが、なんのことやら、またまた雨が降らなくなってしまいました。水不足がちょっと心配です。 さあて、今週は夏休み準備号第三回目、ホテルの客室内でのトラブルについてお話しします。

客室でのトラブルといえば、私が思い出すのはこれ。数年前に家族でカナダに旅行したとき、母がバスルームに閉じこめられたことがありました。朝、母がトイレに行って、さぁ出ようとしたらドアが開かないのです。「ちょっとお〜。どうして〜」と言う母の声と、ドアをドンドン叩く音がするので何事かと思ったら、ノブが壊れていました。中から引っ張っても外から押しても開きません。仕方がないので私がフロントに電話をして

The bathroom door seems to be broken.
「バスルームのドアが壊れているようです」

と言いました。あわてて金髪のお兄さんが鍵のいっぱいついた輪っかを持って駆けつけ、いろいろと差し込んでは試し始めました。でも、どれも駄目。あわやドリルで救出かと思いきや、お兄さんはOK.と言って、ついてきた女性スタッフに鍵の束を渡すと、力を加減しながら何度もドーンと体当たり。
バーン!ようやく開いたときの母のオロオロした顔といったら、まるで子供のよう。お兄さんのAre you OK?という言葉に「ハイ、ハイ、大丈夫です。すみません」と思いっきり日本語で答えていました。

余談ながら、こういうときの「すみません」を英語でI'm sorry.と言ってしまうと、自分が壊したと言っているようなものですから、気をつけましょうね。Thank you.でよいのです。恥ずかしがっていると、こちらのせいだと思われるかもしれません。「まあったくもう、なんてことかしらん」と笑顔でアピールしてください。
さて、「〜が壊れているようです」は先ほどの例のように、〜 seems to be broken.といいます。いろいろと応用がきくので覚えておきましょう。

他に考えられるトラブルとしては、バスルームのお湯が出ない、隣の部屋がうるさいといったことでしょうか。
「バスルームのお湯が出ません」はこんな言い方ができます。
There is no hot water in the bathroom.
または、I can't get any hot water in the bathroom.

Someone is making a lot of noise next door.
隣の部屋の人がとてもうるさいです。

何か問題があって部屋を変えてほしいときには、こんなふうに言いましょう。さらに丁寧にお願いしたいときには、Could you please...?のように、pleaseを入れましょう。

「他の部屋に変えていただけないでしょうか」
Could you move me to another room?

来週は「勘定は私の部屋につけておいてください」というフレーズをご紹介します。お楽しみに。

The air conditioner seems to be broken. It's making an awful noise.
I see. I'll send someone right away.
Thank you.
Is that Room 818?
No, it's 808.

エアコンが壊れているようなんです。ひどい音をたてています。
分かりました。すぐに誰かを行かせます。
ありがとうございます。
部屋番号は818ですか?
いいえ、808です。