HOTEL
第59回『荷物を運んでもらう 断っていい?チップはいくら?』
東京はようやく梅雨らしい気候になってきましたが、みなさんの方はどうですか?当連載は梅雨そっちのけで早くも夏休み準備に突入!今月はホテルをテーマにお送りしています。

さあて、チェックインをすませました。次は、お部屋に向かいます。いくつもの棟に別れているような大きなホテルでは
Where is the elevator?
エレベーターはどこですか?

と聞いておいた方が無難。ラスベガスなんかだと、カジノを通り抜けないとたどりつけないという複雑かつ商売っ気アリアリの間取りになっているところもあります。(先週のこのページの写真はラスベガスのヒルトンだったのですが、気付いた人います?)

荷物はたいていベルボーイ(bell boy)がさっと飛んできて部屋まで運んでくれますが、届くまでしばらく時間がかかる場合もあります。彼らとしてはチップがほしいので、運ばせて欲しいというのが本音。でも、急いで荷物を開ける必要がある、大切な物が入っていて自分で運びたいという場合は、こう言って断ることもできます。

No, thank you. I can do the bags myself.
いいえ、結構です。自分でできます。

難しい単語は何一つないのですが、我々日本人にはdo the bagsという表現はちょっと出てこない。これは別に熟語でもなんでもなくて、日本語でも「荷物は自分でやります」みたいに言うことありますよね。それと同じです。ついcarryとかhandleなんていう「きちんとした」単語を言わなくちゃと思いがちですが、実際にネイティブが使っている英語は拍子抜けするほどシンプルなんですね。
「自分で」も、学校英語に浸かってきた我々としては「by myselfだろ?」と言いたいところ。でも、ネイティブの英語を聞いていると、「自力でやる」「一人っきりでやる」とアピールする場合をのぞいては、byを使わないで表現しています。

で、部屋まで荷物を運んでもらった場合、ボーイが「他にご用は?」と聞いたら、それは「チップちょうだいませ」のサイン。こう言ってチップを渡しましょう。

No, thank you.That'll be all.
いいえ、それだけです。ありがとう。

そこでみんなが疑問に思うのがチップの金額です。人と違っていても誰も教えてくれないし、なんとなくいつも「これでいいのか?」と思いつつやりすごしていませんか?ホテルビジネスにたずさわるネイティブに聞いてみたところ、「荷物1個につき1ドルが基本」という答え。それはあくまでもアメリカの話で、しかもfive-star hotel(五つ星ホテル)なんかだと当然上乗せするし、アジアのリゾート地など現地の物価が安い国だとちょっと安めになるとか。参考にしてくださいね。

来週も引き続き「ホテル特集」です。お楽しみに。

Is this your bag, sir?
Yes, it is.You can leave it right there.Thank you.
Will you be requiring any further service?
No, thank you. That'll be all.

この鞄でよいでしょうか?
はい、それです。そこに置いておいてもらっていいです。ありがとう。
何か他に御用はございませんか?
いいえ、それだけです。ありがとう。