SELF-INTRODUCTION
第53回『英語の勉強、study?learn?』
ゴールデンウィークまっただなか!遊びまくるもよし、家の中でだらだらするもよし、とにかくいつもとは違う時間を過ごすというのがお休みの醍醐味です。私を含め、お休みじゃない方々は、がんばって稼ぎましょう!!

先週は趣味(hobbypastime)の話をしました。今週はみなさんの趣味(?)の、「英語を勉強する」お話といきましょう。
では、まず「〜を勉強する」という表現。難しい単語なんていりません。小学生でも知っているstudyという言葉が一番ぴったりです。
I've studied English for ten years.
私は10年間英語を勉強しています。

あとは、「学ぶ」という意味でlearnが使えるんじゃないかと思いますよね。ところが、これはNG。learnという単語には「学習、練習、経験を通してモノにする」というニュアンスがあり、ただ勉強しているという意味でlearnを使うことはできません。studyは過程に重点を置くのに対し、learnは結果(成果)を重視した言葉なのです。
つまり、日本語にしたらこういうこと。

I've studied English for ten years.
私は10年間英語を勉強してきました。(これだけでは成果は不明)

I've learned English.
私は英語を習得してしまいました。

私が短大生だったころ、短期ホームステイをした友達がサヨナラ・パーティーでの挨拶に、「ホストファーザーのおかげで私はたくさんのことを学びました」と言うつもりで、Thanks to him, I learned everything.(彼のおかげで私はすべてを覚えました)と言ってしまい、同席していた日本人のオヤジ英語教師に「ナ〜ニを覚えたのかなぁ?」といやらしい目で笑われたとか。「everything=何から何まですべて」と言ってしまったのが、変に聞こえた原因。お年頃の女の子だったのが余計にまずかったし。I learned a lot.「多くを学びました」と言っておけばよかったのですね。それでも深読みする人はするでしょうが。

さてさて、それでは日本語にもなっているマスターという言葉はどうか。これはみなさん察しがつく通り、相当のレベルに達していないと使えない単語です。熟達する、名人になるといった感じ。
masterには、「一芸を極める」の他に、「支配する」という意味があります。そこで思い出されるのが、Sidney Sheldon(シドニー シェルダン)が1983年に発表、日本では86年に大ヒットした小説、MASTER OF THE GAME。邦題は言わずと知れた「ゲームの達人」ですが、この場合のmasterは復讐劇を「自在に操る者」であり「支配する者」でもある。読んだ方ならお分かりですね?

では、来週はその他の習い事についてお話しします。お楽しみに。

What are you doing?
I'm studying English with the radio.
Is it hard?
Well, I enjoy it, but I can't seem to learn anything.
Your English is pretty good.
Thank you.

何をしているの?
ラジオを使って英語の勉強をしているんです。
難しい?
うーん。楽しんでやってはいますが、ぜんぜん習得できそうになくて。
君の英語はかなり上手だよ。
ありがとうございます。