I WONDER... 
第42回『質問(2) 英語の発音はどうしたら良くなるの?』
「ちょっとで差がつく英会話」を根気よく読んでくださっている皆様、ありがとうございます。今月は皆さんからの質問に答える月間。今週のテーマは、「英語の発音」です。

「どうしたら英語の発音がよくなるの?」は、本当によく聞かれる質問です。 英語の発音に一番大切なのは、実は耳。考えてみてください。聞き取れない音を発音できるでしょうか。発音をよくするためには、まずは英語をたくさん聞くことから始めましょう。

第一ステップは、とにかく聞くこと。ニュースやドキュメンタリーなどの一人語りをずっと聞き続けるよりも、映画やドラマなど会話になっているものの方が内容を理解しやすく、飽きないのでおすすめです。書店やインターネットを通じて脚本が手に入りやすいという利点もあります。
1文、1語がきちんと聞き取れなくても気にすることはありません。とにかく、気に入ったものを何度も何度も聞きましょう。「ワラワラワラ」としか聞こえなかった英語が、だんだんハッキリ聞こえてきます。

第二ステップ。何と言っているか分からない部分を脚本で確かめましょう。学校で教えてくれる英語と違い、ナマの英語は単語同士がくっついて発音されたり(リエゾンやリンキングと呼ばれるものです)、その結果、本来あるはずの音が抜け落ちたり(リダクションといいます)しています。たとえば、an Americanは私達の耳にはアナメリカンと聞こえますよね。そういう音の変化のルールが、脚本と照らし合わせることによって少しずつ分かるようになります。

第三ステップ。第二ステップと平行して、聞こえた英語をそのまま発音(シャドーイング)してみましょう。実際の単語が何なのか、どういう文なのかは考えなくて構いません。聞こえたままを口にしましょう。そうすることで、無意識に英語が口をついて出る癖をつけるのです。

第四ステップ。好きな英語の歌を一曲覚えるというのもおすすめ。日本語の歌は一つの音符にひとつの字(ひらがな)がのっているのに比べ、英語は複数のアルファベットがのっています。つまり、リエゾンやリダクションをきちんとしないと、メロディに歌が収まらない。歌詞カードを見ながら歌えば、リエゾン、リダクションのルールがとてもよく理解できます。 これだけでも、ずいぶん発音がよくなるはず。

「一語一語の発音は悪くないと思うんだけど通じない」という人は、イントネーションに問題があるのかもしれません。これも、とにかく英語がたえず耳に入ってくる環境をつくることでだいぶ改善されます。
いちいち耳を傾けている必要はありません。食事中、家事の合間、あいている時間にBGMがわりにTVのニヶ国語放送の番組を流しておきましょう。

英会話に必要なのは、話したいことがあること、話したい相手がいること。上達に大切なのは、空いている時間を活用することと、楽しくない勉強を無理して続けないことです。(とはいえ、楽しい気分に自分をもっていくという努力はやっぱり必要です)

来週は「英語のはずなのに通じない言葉」というテーマでお送りします。お楽しみに。