I WONDER... 
第41回『質問(1) 旅先で気分が悪くなったら何て言うの?』
友人が女3人でエジプトに行ったときの話。旅の途中で風邪をひいてしまった彼女は、ピラミッド見物をあきらめ、自分だけホテルに残って1日休むことにしました。笑顔で仲間を送りだしたものの、熱がどんどん上がり、お腹も痛み出し、「これはまずい」と思った彼女。フロントに電話すると、すぐにボーイが飛んできました。
しかし、彼女は英語が大の苦手。 困った挙げ句、「イタタタ」と言いながら両手でお腹を抱え、「アッチッチ」と言いながら額に手をあて、手のひらを口に持っていって薬を飲むまねをしてみせました。すると、ボーイは「まかせろ」という顔でうなづき、OK, madam.とウィンク、どこかへ消えて行ったのです。

「ああ、よかった。通じた」と、ベッドに倒れ込んで彼を待つこと30分。どこまで薬を取りに行ったのかと思っていると、ノックの音が。這うようにしてベッドを抜け出しドアを開けると、さっきの彼が満面の笑みで立っていました。
Oh, thank you.と言って手を出す彼女に、ボーイが
Here. It's special for you.(さぁ。特別ですよ)
と差し出したのは…バスケットに山盛りのパン!

彼女の必死のジェスチャーを「お腹すいてフラフラ。何か食べさせて」と解釈したのです。 しかし、先にThank you.と言って手を出してしまった手前、引っ込みがつきません。 精一杯の作り笑顔をしてドアを閉めた彼女は、パンをかじって1日耐えたとか。
「だぁってボーイさんがあまりにも自信満々で得意げな顔だったからさぁ。クロワッサンとかロールパンとかフランスパンとか、頑張って集めてくれたのかと思ったら断れなかったんだもん」だそうです。

長い休みをとるために直前まで無理して働いた上に、現地で食べ慣れないものを食べ、朝から晩まで観光三昧では、旅行中いつ体調がおかしくなっても不思議ではありません。こんなことにならないように、「〜が痛い」「気分が悪い」くらいは言えるようにしておくと安心です。
体の不調を訴えるのに便利なのが、I have a ...という表現。熱があるなら、こんなふうに伝えられます。

I have a fever. Can I have some aspirin?
熱があります。解熱剤(頭痛薬も同じ)をいただけますか?

どこかが痛い場合はこんな感じ。

I have a headache. 頭痛がします。

ache(エイク)とは痛みのこと。痛む体の部位をつなげれば「〜痛」になります。stomach(お腹)をつけてstomachacheといえば(腹痛)、同様にbackache(腰痛)、toothache(歯痛)など、幅広く応用できます。

気分が悪いとにはこう言います。

I feel sick. 気分が悪いです。

来週は「どうしたら英語の発音がよくなるの?」という質問にお答えします。お楽しみに。

それでは、一緒に会話してみましょう。

Hey, George. Are you all right?
I have a headache, but I'm OK.
Oh, shall I get you some aspirin?
No. Thanks. I just did.

ちょっとジョージ、どうしたの?
頭痛がするんだけど、大丈夫だよ。
まぁ、解熱剤をもらってくる?
いや、さっき飲んだから。ありがとう。