秋。「食欲の秋」「読書の秋」とよくいいますが、「物欲の秋!」という方も多いのでは?暑くて何もかもがどうでもよかった時期を過ぎ、「素敵に暮らしたい」「おしゃれしたい」なんて気持ちがムクムクしてくる季節です。というわけで、10月から「お買い物に便利なフレーズ特集」をスタートいたします。今月のキーワードは「探す」です。
海外でお店に入ると、店員さんが非常に愛想よく May I help you?と声をかけてきます。 「いらっしゃいませ」でしょ?今さら教えてもらわなくても知ってるよ!という方、ひとつ落とし穴があるのに気付いていますか?それは、お客さんは返事をしなければいけないということ。
「いらっしゃいませ」は客を歓迎するだけの言葉なので、日本でいちいちこれに返事をする人はまれです。でも、May I help you?は、直訳すれば「お手伝いしましょうか?」という意味。最後に「?」がついていることでも分かるように、店員さんは答を期待しているのです。
黙って通り過ぎると、店員さんは心の中で「ちょっと、返事くらいしてよ」と思うはず。ちょっとしたことを知らないがために、怒らせなくていい人を怒らせてしまうのは悲しいことです。言葉や文化が違うだけで、どちらも悪くないんですから。
私は買い物が大好きですが、「必要にせまられてする買い物は楽しくない」と思うタイプです。「何かいいものないかな?」と店をブラブラするのが楽しいので、こんなときには
I'm just looking now. Thank you. 見てるだけです。ありがとう。
と言います。店員さんの心遣いに対するThank you.も忘れずに付け加えてくださいね。 さて、この「見てるだけ」は、なぜlookを使うのか、watchではダメなのか、という疑問を持った方、いいところに目をつけました。 watchも確かに「見る」なのですが、「動いている、変化しているもの」を「観察する、監視する」といった意味合いがあります。
「バードウォッチング」という言葉はお馴染みですし、グラマラスな水着女性が登場することで人気のアメリカドラマ「ベイウォッチ」は海の監視員達の物語です。というわけで、買い物中にI'm watching.と言ってしまうと、店を観察したり見張ったりしているみたいに聞こえて、店員さんに不気味がられます。もしかすると、追い払われてしまうかも。気をつけましょう。
来週は、おみやげを探すとき、店員さんにおすすめを聞くフレーズをご紹介します。お楽しみに。
それでは、一緒に会話してみましょう。
◆May I help you?
◆I'm just looking now. Thank you.
◆Sure.
◆何かお手伝いしましょうか?
◆見てるだけです。ありがとう。
◆そうですか。