英会話初心者が無理なく少しずつ英語に親しめるようお手伝いする当コーナー、8月は相手の言うことが分からないときに言うフレーズを特集しています。
日本人の英語について、話せなくても聞き取れる人が多いという話を先週しました。けれど「読む、書く、聞く、話す」のうちで日本人が優れているのは、なんといっても「読む力」。学校教育のおかげで(せいで?)で、日本人は読む力が会話に比べて突出しているのは皆さんもよくご存じですね。
読めば分かるのに聞くと分からない。その大きな原因の一つに、ローマ字の弊害があります。学校で英語の発音より先にローマ字を習ってしまうために、その後習う英単語がすべてローマ字読みで頭に入ってしまうのです。
日頃英語に接する機会のあまりない私達のために、英語の教科書、辞書には、単語の横に必ず発音記号が載っていますが、ちゃんとした読み方を教えてくれる先生は残念ながら多くありません。 日常生活の中で英語に接する機会がたくさんあればローマ字にひきずられずにすむのかもしれませんが、カタカナという便利なものとがっちり結びついて、本来の発音とはかけ離れたものを覚えてしまいがちです。
と、そんなことを今さら言っても何の得にもなりませんので、実際の会話で困ったときにはどうしたらいいのかを考えましょう。そう、聞いてわからない文は、書いてもらえばいいのです。"中学英語さえできれば日常会話は支障なし"という話をよく聞きますが、あれは一理あります。複雑な言い回し、難しい単語は日常会話では避けられるのがふつうですから、「書いてもらったのに結局分からない」ということはまずありません。また、分からなかったとしても、紙に書いてあれば後で辞書をひくこともできますから安心です。
「書いてもらえますか?」は、「もう一度ゆっくり言ってください」のときと同じく、頼みごとをするときの定番であるCan you...? を使って言うことができます。
Can you write it down for me?
書いてもらえますか?
このときのfor meはなくても通じますが、気をつけるポイントはdownでしょうか。 write downは知らないとなかなか出てこない表現ですね。 場所をたずねるときは、地図の上で指差してもらうのも簡単でいい方法です。
Can you point it out on this map?
この地図でどこにあるか指してもらえますか?
さて、これでちょっとは海外旅行に自信がつきましたか? 9月は、質問の基本である5W1Hについてお話します。お楽しみに。
それでは、一緒に会話してみましょう。
◆I recommend the Seaside Grill. They have the best steak in town.
◆Seaside what? Can you write it down for me?
◆Sure.
◆Can you show me on this map?
◆Yeah. It's right here.
◆Thank you.
◆シーサイドグリルがおすすめです。ここのステーキは街一番ですよ。
◆シ−サイド何ですって?書いてもらえますか?
◆いいですよ。
◆この地図で指差してもらえますか?
◆ええ。ここです。
◆ありがとう。