「ああ、今年の夏も何もしないまま終わってしまう」とお嘆きの方々、一瞬だけおつきあいくだされば英会話のコツを伝授いたします。8月は、相手の言うことが分からないときに言うフレーズを特集しています。
「英語を話せない」という日本人の多くは、英語を話す力より聞き取る力のほうが優れています。「相手の言うことはなんとなく分かるんだけど、こっちからは何も言えない」というタイプです。
ですから、英語で話しかけられたときにも、「ナントカって所に行きたいみたいなんだけどなぁ」「ナントカが欲しいって言ってると思うんだけど」と、かなり正確に聞き取れているのに肝心なところだけが分からないということがよくあります。
こんなときにただExcuse me?や Say that again, please.などと言うと、相手は一から言い直さなければなりませんし、こちらも分かっている部分まで全部聞かなくてはなりません。日本語ならば、「どこへ行きたいって?」「何が欲しいって?」という具合に、分からないところだけを聞こうとしますよね。
たとえば、 I heard Japanese food is very good, so I'd like to try sushi. (日本食がとても美味しいと聞いたので、お寿司を食べてみたいんです) と言われて、sushiが聞き取れなかったとします。そこで
What would you like to try? (何を試してみたいんですか?)
と言えれば完璧です。 ですが、とっさに疑問文を作るのは初心者にとってなかなか難しいワザであることも事実。
こんなときには、ちょっと横着ではありますが、便利な方法があります。自分が聞き取れた部分に、what、who、whereなどの疑問詞を入れてしまうのです。
You'd like to try what?
と言うこともできますし、もっと横着な言い方でよければ
Try what?
という言い方もできます。これらは主に親しい仲間どうしで使われるもので、フォーマルで上品な表現とは言えませんが、サバイバル英語、奥の手としては便利。覚えておいて損はないでしょう。
I went to Shibuya. Where did you go?
奥の手→You went where?どこへ行ったって?
I met Jane. Who did you meet?
奥の手→You met who? 誰に会ったって?
次回は、「相手の言うことが分からない」シリーズの最終回。「紙に書いてもらえますか?」という言い方についてお話します。お楽しみに。
それでは、一緒に会話してみましょう。
◆I bought a VCR yesterday.
◆What did you buy?
◆A VCR.
◆What does VCR mean?
◆It's a video cassette recorder.
◆昨日VCRを買ったんだ。
◆何を買ったって?
◆VCRだよ。
◆VCRって何のこと?
◆ビデオカセットレコーダー(ビデオデッキ)だよ。