「机に向かって勉強しなくても英語が上手になる方法はないものか」と考える方のための当コーナー、8月は海外旅行に出かける方々のために、「相手の言っていることがわからないときに言うフレーズ」を特集します。
相手の言ったことが分からなかったとき、日本語なら「え?」や「何ですか?」と聞き返しますね。これは英語で何と言ったらいいのでしょう。
「何」は英語でwhatですが、相手に向かってWhat?と言うのは、日本語で「はぁ?」と言うのと同じで、場面によってはとても失礼に聞こえます。眉間にシワを寄せて言うと、「何だって?」と、相手の言うことが気に入らないサインとしても使える表現ですので、使い方には注意が必要。 親しい相手には「何?」という感じで使えますが、初対面またはそれほど親しくない相手に使うのは避けたほうがいい言葉です。
それでは、他に簡単な言い方はないでしょうか。以前からこのコーナーを読んでいただいている方はもうお分かりですね。こんなときには、Excuse me?やSorry?が便利。〔詳しくはバックナンバー第4回参照)これらの言葉は「すみません。聞き取れなかったんですけど」という感じを一言で表現でき、非常によく使われます。
「昔、I beg your pardon?とかPardon? という表現を学校で習ったよ」という方はいませんか?これらも十分通じます。しかし、実を言うとこれらは古くさく聞こえる表現で、アメリカで今これらの表現を使っている人はあまりいません。 正しい英語であることに間違いはありませんが、どうせならよく知っているExcuse me?やSorry?に切り替えたほうがネイティブっぽく聞こえます。
Excuse me?とSorry?を使うときのコツは、疑問文のように文末を上げること。 Excuse me.↓と文末を下げてしまうと、「ちょっといいですか」のように聞こえるので、あなたが何か言いたいことがあるのか、はたまたちょっと席をはずすのかと思い、相手は黙ってしまいます。また、Sorry.↓と言えば「ごめんなさい」と同じですから、自分の知らないうちに何かされたのかと思い、相手は当惑します。 「何ですか?」という気持ちをこめて、Excuse me?↑、Sorry?↑。便利な表現ですから、ぜひ覚えてくださいね。
何とおっしゃいましたか?
Excuse me?
Sorry?
次回は「もう一度ゆっくり言ってください」というフレーズについてお話します。お楽しみに。
それでは、一緒に会話してみましょう。
◆Is anyone sitting here?
◆Excuse me?
◆I said "Is anyone sitting here?"
◆No, go ahead.
◆ここ、誰か座ってますか?
◆何ですか?
◆ここに誰か座ってますかって聞いたんです。
◆いいえ、どうぞ。