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I’m sorry と Excuse me の違い

SORRY

「すみません」は日本人がとてもよく使う言葉です。
知らない人に呼びかけるとき、誰かに何かをたずねるとき、謝るとき。英語ではなんと言ったらいいのでしょうか。
「すみません」で思い浮かぶのは I’m sorry. と Excuse me. ですが、この二つは異なる意味を持っています。

ハワイの市内のある語学留学していた私の友達ナミさんは、通学に路線バスを使っていました。
ある日の帰り道、真っ黒に日焼けして、クシャクシャの長髪、錨マークの入れ墨が入ったムキムキの腕丸出しのタンクトップ姿の現地男性二人が、通路を挟んで座り、何やら大声で話をしているところに居合わせたそうです。

「ちょっと怖いな」と思い、彼らの間を通り抜ける際「すみません」の感覚で思わずSorrry. と言ってしまった彼女。
すると、Hey, why did you say sorry?(おい、どうして誤った?)と呼び止められて縮み上がりました。

「間違えました。日本語ではすみませんと言う場面なのですが…」
などと説明できるはずもなく、Sorry. Sorry. と連発しながらその場を去りました。
「車内中の人の視線が集まってパニックになっちゃって、sorry以外の言葉が出てこなかった」とか。
誰にでもありがち。聞いているだけで冷や汗が出そうな話です。

皆さんもご存知の通り、I’m sorry.は何か悪いことをしてしまって「ごめんなさい」と謝りたいときに使う言葉。
頭では分かっていても、どっぷり日本人の私達は、ついsorryが出てしまうのが困りものです。

彼らにしてみれば、見ず知らずの女性にいきなり「ごめんなさい」と言われて、何事かと驚いてしまったのでしょう。
ここは Excuse me. と言えればよかったですね。

同様に、店員が見当たらないときなどに I’m sorry! と言うのも変。
お店の人が、何か壊されたのかと慌てて飛んでくるかもしれません。
こんなときの「すみませーん」には、Hello. が使えます。

呼びかけには Excuse me. も使えます。
こちらは日本語の「失礼します/失礼しました」に近い感覚で、誰かに呼びかけるとき、軽くぶつかってしまった場合や、相手の言っていることが聞き取れなくてもう一度言ってほしいときなどに使えます。

おさらい。I’m sorry. と Excuse me. はこんなふうに使い分けましょう。

Excuse me, how can I get to Covent Garden?
すみません。コベントガーデンにはどう行ったらいいですか?

I’m sorry I’m late.
遅刻してすみません。

何年か前、アメリカに引っ越してきたばかりの女性に、
「娘が火曜学校の先生と会うことになったので、“うちの娘はご迷惑をかけていると思いますが、どうもすみません”という英語を教えてほしい」
と頼まれたことがありました。

そういう時には、「すみません」じゃなくて She loves your class. や She talks a lot about you. などと言うのがいいです。
そう伝えると、「そんなのじゃ心配」と言われてしまいました。

欧米には、まだやってもいないことに対して予め謝っておく、それが感謝の表現になるという習慣はありません。
彼女の日本語をそのまま訳して、いきなり I’m sorry. I’m afraid my daughter is making a trouble in your class. なんて言ったら、先生に「この子は家でいったいどんな悪い子なのかしら」と思われるでしょう。

そう説明すると、彼女はやや不満そうに「そうなんですか」と帰っていきました。
当日、彼女はいったいどんなふうに挨拶したのでしょうか。あの半信半疑の顔からして、やっぱり I’m sorry. と言っていそう。先生の困惑ぶりが目に浮かびます。

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